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薬剤師がスポーツ界を支える当たり前の存在になるために。

東京都世田谷区に開局する、なつめ薬局で管理薬剤師として働く箭内さん。趣味であるスポーツと職業である薬剤師、その両方に関連する仕事がしたいと思い、スポーツファーマシストの資格を取得しました。
株式会社アトラクに入社後は、念願かなってアンチ・ドーピング活動に勤しんでいます。
ドーピングの知識を活用して働く薬剤師のロールモデルになりたい。」そう語る箭内さんに、薬剤師としてアスリートをどのように支えることができるのか、お話しをうかがいました。

プロフィール
箭内 勇將(やない ゆうすけ)様 33歳
北里大学大学院卒業後、2012年にJADA公認スポーツファーマシストの資格を取得。
2018年株式会社アトラクへ入社。
現在は、アトラクの薬局事業である、なつめ薬局千歳船橋店で管理薬剤師として従事する傍ら、ドーピング専門の薬剤師として、LINE公式アカウントを通して様々なアスリート、トレーナーからのドーピングに関する相談を受けている。

なつめ薬局 千歳船橋店https://www.facebook.com/natsume.chitofuna/
所在地 〒156−0054 東京都世田谷区桜丘2−24−2
電話番号:03-6413-6189
FAX   :050-3417-2481
営業時間:平日: 9:00〜13:00、14:30〜19:00/ 土: 9:00-17:00
休日:日、祝日
従業員数 3名(薬剤師2名 両名スポーツファーマシストの資格保有)
【提供サービス】
・保険調剤
・アスリート向け健康サービス(近日公開)

スポーツ領域における薬剤師の活躍の場

2019年現在、スポーツファーマシストとして認定されている薬剤師は日本に約9,500人。認定制度が始まって10年が経ちますが、ドーピングの知識を活かして活動をしている薬剤師はほんの一握りだと言われています。

ー箭内さん「スポーツ領域で薬剤師が活躍する場が少ないんです。知識をどのように活かすか、模索している薬剤師も多いと思います。」

この課題について、箭内さんは日本におけるドーピングに対する危機感の低さが原因だと考えます。

オリンピックなどの国際的な競技会の後には、ドーピング問題がメディアで取り上げられる機会も多くある一方、日本では一部のトップ選手を除き、「自分は大丈夫」という、どこか他人事のようなとらえ方をされているのも事実だといいます。

日本でドーピング検査の陽性が出た事例のほとんどが、意図しないドーピング、いわゆる「うっかりドーピング」であり、摂取しているサプリメントなどが原因によるものです。
箭内さんは薬剤師になって以来、スポーツ界に貢献できることがないか、アンテナを張り続けていました。転職活動の際に、アトラクのドーピング防止事業の存在を知り、応募に至ったと言います。

アスリートのパフォーマンスを企業として支える

箭内さんはアトラクに入社後、管理薬剤師業務と並行して、LINEやソーシャルメディアなどを通じて、アスリートやトレーナーからドーピングに関する相談を受けています。

また、アスリートだけでなく、トレーナーや栄養士などの関係者からの相談も増えており、ドーピングについての問題意識がようやく高まってきた実感があるといいます。

ー箭内さん「アスリートやトレーナーからの医薬品やサプリメントの使用に関する質問が多いですね。相談にのった後にはお礼の声をいただくこともあり、アスリートが競技に集中するために必要なサービスであると再認識させられます。」

日本では、一部のトップアスリートを除くアスリートは、チームにスポーツドクターやプロのトレーナーが専属していないことも多く、アスリート自身が摂取するものを管理しなければなりません。

Global DROというサイトでは、医薬品を検索し、医薬品にドーピング成分が入っているかを調べることができますが、医薬成分の名前は難解なため、アスリート自身で判断するのは非常に難しいです。
また、サプリメントに関しては、医薬品のようにすべての成分がパッケージに記述されているわけではないうえ、コンタミネーションによるドーピング禁止物質の混入事例もあるので、安全性の高いものをアスリート自身で判断することは難しいと言えます。

上記の理由から、LINEでの相談は、ドーピングの知識を持った薬剤師から専門的なアドバイスを受けられるサービスとして、多くのアスリートや関係者から喜ばれているそうです。

箭内さんは、このドーピング相談を通して、薬剤師としてアスリートを支えていきたいといいます。

ー箭内さん「医薬品やサプリメント以外にも、日焼け止めやリップクリームの成分など、ドーピングの危険性は身近なところにも潜んでいます。そういったリスクからアスリートを守り、競技で最高のパフォーマンスが発揮できるよう集中させてあげることが、わたしの使命だと思います。」

日本から”うっかりドーピング”をなくしたい

この理念を元に設立したアトラクは、ドーピング相談以外にも、サプリメントや化粧品などに対するアンチ・ドーピングを目的とした第三者認証サービス「ドーピング・ガード*1」を展開しています。

ドーピング・ガードとは:
健康食品やサプリメント、化粧品に対するアンチ・ドーピングを目的とした第三者認証サービスです。
2019年4月に発表された「スポーツにおけるサプリメントの製品情報公開の枠組みに関するガイドライン(JADA)」を受け、本ガイドラインに準拠したサービスとなっております。そのため、本認証を受けた製品は、ドーピング検査を受ける可能性があるアスリートの皆様でも安心してご利用いただけます。
*1 2019年4月にJADAより公表されたガイドラインへの対応を今年の夏に完了する予定です。

その他にもアトラクでは、ドーピングの意識を向上させる活動としてセミナーや講演会を年に数十回行っています。アスリートを対象としたアンチ・ドーピングセミナーの他にも、学生や企業向けに、薬物の危険性などに関する講演会も行っています。参加者からも好評を得ており、定期的に講演を依頼される団体もあるそうです。

先日、箭内さんはsportec2019にてアスリートや栄養士、トレーナーに向けたアンチ・ドーピングを目的とした医薬品やサプリメント選びに関する講演を行ったそうです。

ー箭内さん「例えば風邪を引いたときに服用するパブロンは『Sゴールド』、『ゴールドA』どちらがドーピングに引っかかるかについて、どれだけの方が知っているでしょうか?今回は医薬品選びについてのアドバイスやサプリメントについて、アンチ・ドーピングの観点からお話しさせていただきました。60名以上の方にご来場いただけたので非常に嬉しかったです。」

ドーピング専門の薬剤師のあり方

箭内さんに今後の目標を聞いたところ、アンチ・ドーピングの知識を活かして活躍する薬剤師として、活躍の場を模索する人を先導していきたいと語ります。

海外製のサプリメントの入手が容易になった昨今では、サプリメントの中に医薬成分が含まれているものや、ホルモンバランスに影響を及ぼすものもあります。非アスリートにも、サプリメントが人体に悪影響をもたらすリスクが身近になっており、薬剤師の活躍の場があるといいます。

ー箭内さんアスリート以外の人に対しても、薬剤師が当たり前のように頼られる存在になるべきだと思います。アンチ・ドーピングの知識を備えた薬剤師は今後まだまだ活躍の場を広げられます。私がその1つの在り方として、ロールモデルになりたいと思っています。」

東京 2020 オリンピック・パラリンピックは、自国開催ということもあり、アスリートにとっては競技への思い入れも一層強くなるでしょう。
東京オリンピックは、スポーツ領域における薬剤師の活動を多くの人に知ってもらうチャンスです。
そんな一大行事であるオリンピックを、薬剤師としてどのように支えるか、また、オリンピック後にどのようにドーピング専門の薬剤師として活動していくか、今後の箭内さんの活躍に期待します。

企業情報
株式会社アトラク (https://atraq.co.jp/
2011年11月 設立
代表取締役社長 遠藤 敦
所在地 〒162-0837 東京都新宿区納戸町13
電話番号:03-5579-8996
FAX  :050-3417-2481
資本金 : 1500万円
【主な事業】
・アンチ・ドーピングを目的とした第三者認証サービス「ドーピング・ガード」
・スポーツ選手のドーピングに関する相談、助言、教育及び指導
・スポーツ選手のマネジメント及びプロモート業務
・薬局、薬店の経営及び医薬品等の製造販売並びに毒物、劇物の販売