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施設看護師との円滑なコミュニケーション術とは?新人薬剤師へのアドバイス!

近年、訪問指導を行う薬局は急増しており、施設を受け持つ薬局も少なくありません。施設では、薬剤管理などについて、主に看護師さんとやり取りすることをご存じでしょうか。薬剤師が病院以外で看護師さんと関わる数少ない場面ですが、薬局同士の競争も激化する今、何としてもトラブルだけは避けたいところ。施設との良好な関係作りは、薬局の評判にも関わります。そこで、就職や転職で初めて施設在宅に取り組む薬剤師が、施設看護師さんと上手にお付き合いするためのポイントをまとめました。

まずは第一印象! 顔と名前を覚えてもらうことから

担当看護師さんの名前は、初回訪問前に必ず確認しておきましょう。最初は先輩薬剤師と一緒に訪問するでしょうから、笑顔ではっきり挨拶できれば第一関門は突破です。自分の名前をしっかり伝えて、まずは顔と名前を覚えてもらいましょう。ネームプレートなどがあれば、よりわかりやすくてよいですね。

先輩と看護師さんの間で、信頼関係がすでに構築されていればある程度安心できますが、それに頼り過ぎるのはNG。その後一人で訪問することになっても大丈夫なように、一人前の薬剤師として、看護師さんと向き合う意識を持ちましょう。

もし、元々の関係性があまり上手くいっていなかったとしても、挽回できるチャンスはいくらでもあるはずです。何回か訪問すると、施設の管理者や受付の方など、看護師さん以外にもよく顔を合わせる人がいると思うので、その方々にもしっかり挨拶しましょう。

無意識のルーティン化には気を付けること

最初は覚えることばかりでも、慣れてくると知らず知らずのうちにルーティンとして落とし込みがちです。パターン化することで効率的になる部分もありますが、それが態度や行動として出てしまうと、相手にも伝わるので気を付けましょう。

例えば、処方箋の氏名と処方薬の照らし合わせ一つをとっても、ただ名前を読み上げるだけではなく、「この方は今回変更がありましたね」、「この方は先日臨時処方が出ていましたが、その後どうですか?」などのやり取りが少しあるだけで、印象はガラッと変わります。

ただ、大事なのは看護師さんも忙しい中対応してくださっているということ。モタモタしていると逆にストレスを与えてしまうので、最低限確認すべき事項などは、訪問前に簡潔にまとめておきましょう。また、話しながらやることで正確さが損なわれてしまっては本末転倒です。配薬時などの作業中は集中することも忘れずに。

悩んだときは、調剤する前に直接相談すべし

複数人の薬剤を一括管理する施設では、「看護師さんが間違えにくいように調剤する」ことが非常に重要です。基本的には施設からの希望に合わせた調剤ルールがあると思いますが、新規処方が出て調剤方法に悩むときや、新しい入居者を迎えるときなどは、あらかじめ相談をするとよいでしょう。

調剤・監査が終わってから変更・作り直しになってしまうと、時間・労力だけでなくコストもかかります。よかれと思ってやったことが裏目に出たら悲しいですよね。事前確認は怠らないほうが吉です。

しかし、薬局側にも管理上の都合や他施設との兼ね合いなどがあり、何でも要望通りにできる訳ではありません。安易に「できます」と伝えて、後から「やっぱり無理でした」となると、信用が下がってしまいます。薬局の事情が把握しきれていないうちは、「確認します」と伝えて、電話などで薬局に相談してから対応を伝えるようにしましょう。もしかしたら、もっと良いアイデアが出てくるかもしれないですしね。

日頃の信頼関係構築が、有事の際に活きる!

施設看護師さんとは定期的にやり取りするので、日頃の小さな気遣いも積み上げられ、徐々に関係性は築かれていくものです。長くお付き合いしていると、多少のミスや対応をお願いする場面も出てくるでしょう。そういうときのためにも、信頼関係を構築しておいて損はありません。

もちろん、万が一ミスが発覚した場合は即座に対応し、事実関係を偽りなく伝え、その後の対応についてなど、真摯に説明する必要があります。ここで施設と揉めてしまうと、薬局でも厳重注意となり、最悪の場合、施設の担当を外されてしまうかもしれません。しかし、上手く乗り越えることができたら、施設との信頼関係だけでなく、薬局での信用も得られるチャンスとなります。

私自身の経験では、看護師さんと仲の良かった先輩が突然異動してしまい、不安を抱えながらの引き継ぎでしたが、結果的にはその先輩以上に打ち解けることができました。処方箋が手書きだったこともあり、ミスによって何度か迷惑を掛けたこともありますが、退職した今でも連絡が取れるほどの仲です。

 

施設看護師さんと良好な関係を築くことは、薬局で働いていく上で必須とも言えるスキルです。ここまで、看護師さんとの円滑なコミュニケーションを取る上で、最低限必要なポイントをお伝えしました。とは言え、看護師さんにもいろいろなタイプの方がいますから、相手の求める距離感に合わせ、そっと寄り添うことが第一かもしれません。お互いに気持ちよくやり取りできる関係が築けるとよいですね。新人薬剤師の皆さんは、ぜひ頑張ってください!

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