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武田薬品が新型コロナ治療薬開発に着手 回復患者の血液活用

 

武田薬品工業は血液由来の医薬品開発技術を使って、新型コロナウイルス感染症の治療薬を開発すると発表しました。
武田薬品は「アルブミン製剤」や「免疫グロブリン製剤」などの開発ノウハウを持っている製薬大手シャイアーを2019年に買収しています。特に免疫グロブリン製剤は重症感染症に対して治療効果があることから予防や治療に使われてきた実績があり、この技術を利用して、新たな治療薬を開発するとのことです。
具体的には、新型コロナウイルス感染症から回復した患者の血液を活用し、免疫機能を高める治療薬を作るとのことで、すでに米国やアジア、欧州の規制当局と調整を進めているといいます。臨床試験を早期に始め、9カ月から18カ月程度で治験を終える計画とのことです。

参考: 武田薬品、新型コロナ治療薬開発へ 最短9カ月で(日本経済新聞 2020年3月4日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56380770U0A300C2TJ2000/

 

回復患者の血液を利用した免疫機能を高める治療薬ということで、免疫グロブリン製剤のことを指すと思われます。免疫グロブリン製剤は、私たちの血液中に含まれる免疫グロブリン(抗体)を高純度に濃縮した製剤で、現在臨床では川崎病の治療や特発性血小板減少性紫斑病の治療、B型肝炎の予防、麻疹・A型肝炎の予防と治療などに用いられています。
今回開発が進められる免疫グロブリン製剤は、実際に新型コロナウイルスから回復した患者の血液から製造するため、製剤化できた場合は効果に期待ができそうですね。
新型コロナウイルスの流行で、学校が一斉休校になったり、日用品が買えなくなったり、いろんな所にも影響が出始めてしまいました。一刻も早く治療法が確立され、流行が落ち着くことを願ってやみません。