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ゾフルーザの耐性ウイルス対策、夏にも指針

ニュースの核心

2018年3月発売のインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」で耐性ウイルスが見つかった問題で、日本感染症学会は、2019年夏頃をめどに指針をまとめる予定です。

1回の投与で高い効果が見込める簡便さから利用が広まり、昨シーズンは約40万人分、今シーズン(2018年10月~2019年1月)は約550万9000人分を供給。今季流行の「A型香港」ウイルスの調査において、277人中28人からゾフルーザの耐性ウイルスが見つかっています。(5月7日・国立感染症研究所)

治験の段階から耐性ウイルスの出やすさは分かっていましたが、今回の耐性ウイルスは薬を飲んでいない3人からも見つかっています。人から人への感染事例が確認されたことが問題であると指摘されています。

参照:
「インフル新薬のゾフルーザ、夏にも指針  耐性ウイルス対策 用法、丁寧な説明必要
(2019/5/13日本経済新聞)」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO44639320Q9A510C1TJM000/

インフルエンザの便利な治療薬として一気に広まったゾフルーザ。調剤業務を担当する薬剤師にとっては、昨年から今年にかけて、よく処方した薬の1つであったと思います。

タミフルより服用回数が少なく、イナビルやリレンザよりも服薬が簡単な点から、薬剤師からも支持する声をお聞きします。吸入に失敗するリスクなく、1回の服薬で済むという点では、患者さんにとってメリットが大きい薬です。一方で、タミフルのジェネリックと比較した薬価の高さ、という観点からオススメしないという方もいらっしゃいました。

次の流行期に向けて、開発元の塩野義製薬でも、夏頃をめどに調査結果をまとめるそうです。今後の報道に、引き続き注目していきたいですね。

編集者・K