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AI活用の新薬候補 日本で世界発の臨床試験がスタート

 

大日本住友製薬と英新興企業Exscientiaは、両社の共同研究を通じAIを活用して創製した新薬候補化合物(コードネーム「DSP-1181」)のフェーズ1試験を日本で開始したと発表しました。英BBCによると、AIで開発した薬の臨床試験はこれが初めてということです。

通常では探索研究に4年半程かかりますが、AIを活用し12カ月未満で完了したとのことです。

Exscientiaは2012年創業のオックスフォードに拠点を置くAI創薬企業で、「独自のAI技術に熟練の創薬研究者を融合したCentaur Chemistプラットフォーム」で創薬に取り組んでいます。このプラットフォームは新規化合物を自動的に設計し、化学合成すべきものを優先付けることができるため、開発候補への最適化が迅速にできるそうです。

今後大日本住友製薬は強迫性障害を予定適応症として本剤の開発を進めるとしています。

 

参考: AI活用で創製の新薬、日本で世界初の臨床試験開始(ITmedia NEWS 2020/2/2)https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2002/02/news023.html#l_yu_exscientia.jpg&_ga=2.259169290.1211879640.1580895806-1728700514.1580895799

 

昨今いろいろな分野でAIの活用が進められていますが、比較的クリエイティブな分野と思われる創薬分野でもAIが利用できるとは驚きですね。4年半ほどかかっていた探索研究を12か月未満で完了したということで、今後AIによる創薬が主流になると薬の開発スピードが大幅に上がることになりそうです。更に今まで薬の開発が進まなかった分野もAIの活用により、道が開くことがあるかもしれません。
創薬分野でのAI活用はまだまだ始まったばかり。これから他の企業もAIによる創薬を取り入れ、創薬分野も新たな時代を迎えることになるかもしれません。今後の進展や今回の臨床試験の結果にも注目していきたいですね。