薬局薬剤師にもコロナ慰労金を 宮城県薬剤師会が要望書提出

薬局薬剤師にも業務上、新型コロナウイルスへの感染リスクがあるとして、宮城県薬剤師会が慰労金の支給を県に要望しました。
宮城県薬剤師会は、秋田県や熊本県では調剤薬局の薬剤師にも独自の慰労金があるとして、県内の薬局に勤務する薬剤師にも支援が必要としています。
県薬剤師会の山田卓郎会長は「薬局薬剤師は感染のリスクが無いという言われ方をされると違う。リスクはあるが、きちんと対策をとって対応していることをわかってもらいたい」と述べています。
要望書を受け取った佐野副知事は、「現場の実情を踏まえて検討したい」と話しているとのことです。

参考: 薬局薬剤師にもコロナ慰労金を 県薬剤師会が要望(FNNプライムオンライン 2020/8/26)
https://www.fnn.jp/articles/-/77933

新型コロナウイルス対応の医療・介護従事者への慰労金の対象から薬局薬剤師が外されたことに対して、悲しさ・虚しさを感じた薬剤師のみなさんも多いのではないでしょうか。
私は、慰労金がもらえないということよりも、自分たちの頑張りを認めてもらえていないような気がして、とても悲しい気持ちになりました。
私の勤務している薬局にも、新型コロナウイルス感染者は来ており、たいがい風邪の処方薬を渡した後に検査結果が出て、コロナ陽性だったと連絡が入る形で感染が明らかとなります。そのため、毎日風邪の処方で薬を渡す際には、「もしかしたら、コロナかもしれない…」と内心怖い思いをしながら投薬をしている状況です。
だからといって病院のように防護服などの用意がない場合が多く、生身の体で業務にあたっている場合が多いと思います。
日々そのような中でも業務を行っているのに、「コロナと戦っている医療従事者に含まれていない」と考えるととても悲しい気分になります。
もちろん病院で感染者と戦っている医療従事者の皆さんに比べたらリスクは低いと思いますが、薬局薬剤師も地域の皆さんがお薬の服用を続けられるように、コロナと戦いながら業務を続けているのです。
要望書を受理した宮城県はどのような判断を下すのでしょうか。今後の報道にも注目していきたいと思います。
 

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国立大学薬学部卒業。調剤薬局にて正社員、派遣の勤務を経て出産。現在は子育てをしながらパート勤務中のママ薬剤師です。

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