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脳機能の修復・再生薬、来年にも承認へ

 

再生細胞薬による脳の再生に取り組む「サンバイオ」は2020年1月までに、外傷で損傷した脳機能を再生させる治療薬の承認を申請するとしています。「サンバイオ」が開発するのは再生細胞薬の「SB623」です。交通事故などで脳を損傷し、手足が思うように動かせなくなったり、うまく話せなくなってしまったりした患者の治療を目指しています。

同社が日米で実施した、外傷を受けてから1年以上たつ脳損傷患者を対象にした臨床試験では良好な結果が得られており、厚生労働省の先駆け審査指定制度の対象品目に指定され、早ければ来年にもこの治療薬が承認される可能性があります。

さらに脳機能を再生させる治療は、ほかの国内企業も開発に取り組んでいます。大阪大学発の「ステムリム」は脳細胞の修復を促す物質を骨粗鬆症髄から血液中に引き出す医薬品の開発を進めているほか、東京農工大発の「ティムス」はカビから抽出した化合物を利用することで、血液の塊を溶かし、脳の炎症を抑える脳梗塞治療薬の開発を進めています。

脳機能の修復薬、20年以降に相次ぎ登場へ(2019/8/26 日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48918040T20C19A8TJ2000/

 

これまで不可能とされてきた脳神経細胞の再生を実現する薬の開発が進んでいるとは驚きですね。不慮の事故で脳神経細胞を損傷し、体が動かせなくなった患者や脳梗塞で手足が動かせなくなった患者の治療に用いられるとのことで、今までの常識を大きく覆すことになりそうです。

再生医療分野の関連製品を迅速に実現するため、条件・期限付きの「早期承認制度・先駆け審査指定制度」が2014年に創設され、日本の再生医療分野研究の追い風となっています。

脳細胞の再生を実現する薬が実用化され、多数の患者さんを救う日が来るのでしょうか。今後の報道にも注目していきたいですね。