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花粉症薬保険適用外に?!健保連が提言

 

企業の健康保険組合で構成する健康保険組合連合会(健保連)が8月23日、医療機関で処方される「市販薬と同じ成分の花粉症治療薬」を医療保険の適用から除外し、全額自己負担にすべきだとする提言をまとめました。これは2020年度診療報酬改定に向け秋から本格化する中央社会保険医療協議会で提起されることになります。

健保連の分析では、例えば「アレグラ」14日分を医療機関で受け取る場合、自己負担3割の場合での負担は総額2003円です。薬だけなら482円ですが、医療機関に支払う初診料や薬局に支払う調剤料が1500円以上かかります。一方、市販薬の場合は税込みで1554~2036円でした。市販薬の方が高い場合でも差額は33円で収まるとのことです

健保連は市販薬と同じ成分の花粉症治療薬を公的医療保険の適用から外せば、最大で年600億円程度の医療費削減効果があるとの試算も示しました。1種類だけの処方で済む軽症の処方に限って保険適用を除外しても36億円程度の節減になるそうです。

参考: 花粉症、処方薬と市販薬「患者負担に大差なし」(日本経済新聞2019/8/23)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48903270T20C19A8EA4000/

 

花粉症の薬を保険適用外にするという驚きの案が発表されました。
医療機関を受診する場合も市販薬を購入する場合も負担はあまり変わらないとする分析結果でしたが、アレグラ14日分で試算されており、1か月分やワンシーズン分まとめてもらう場合は医療機関を受診したほうが安くなるかもしれません。

また、アレルギー薬は様々な疾患に使われるため、例えば皮膚科を受診し「皮膚のかゆみがある」という理由で処方してもらうこともできてしまうため、完全に規制することは難しいように思います。また、ハウスダストなどがアレルゲンとなり起きるアレルギー性鼻炎は保険適用なのに、アレルゲンが花粉の花粉症だけは保険適用でないというのも納得行かない方が出てきてしまうのではないでしょうか。

これから中央社会保険医療協議会で提起されるとのことで、今後の報道に注目していきたいですね。