薬剤師専用 求人×PRサイト「ファーマボックス」求人掲載を検討中の方へ

風疹が流行中 。先天性風疹症候群の報告も

 

今年に入ってからの風疹の患者数が2000人を超えています。 2014 年以降報告がなかった先天性風疹症候群も2019 年に入り3人の報告がありました。

先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要です。そのためには、妊娠前の女性が風疹ワクチンを接種して事前に抗体をつけておくことだけでなく、 周囲の人もワクチンを接種し、感染予防をしておく必要があります。

厚生労働省は2019年1月、2019 年~2021 年度末の約 3 年間にかけて、これまで風疹の定期接種を受ける機会がなかった昭和 37(1962)年 4 月 2 日~昭和54(1979)年 4 月 1 日生まれの男性を対象に、風疹の抗体検査を前置した上で、定期接種(A 類)を行うことを発表しました。全国の4万か所以上の医療機関等で、原則無料で抗体検査及び、予防接種を受けることができます。

参考: 風疹流行に関する緊急情報:2019 年 8 月 7 日現在(2019/8/13 国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/2019/rubella190807.pdf

参考:風疹の抗体検査と予防接種について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.htm

 

ここ数年風疹の流行が続いています。先天性風疹症候群を防ぐために、妊娠前の女性の風疹ワクチン接種はなされている場合が多いですが、接種をしても抗体ができない場合もあるので周囲の人の抗体保有率を上げることが急務でした。

男女共に風疹ワクチンが定期接種となったのは1979年4月2日以降です。それ以前に生まれた男性は、風疹の予防接種を受けておらず、この世代の患者が圧倒的に多いということです。

今回の定期接種開始でこの世代の接種率が高まり流行が沈静化することが期待されますが、まだこの件について知らない方も多く、医療従事者から積極的に風疹ワクチン接種について呼びかける必要があるといえそうです。

厚生労働省でもポスターを作成しているので、薬局内に掲示するなどして呼びかけを行うことが風疹流行の沈静化に一役買うかもしれません。