薬剤師専用 求人×PRサイト「ファーマボックス」求人掲載を検討中の方へ

スムーズな復帰を目指して・・・ママ薬剤師が復帰前に準備すべきポイント

保活も終わって安心している薬剤師ママさん、復帰の準備は大丈夫でしょうか?「1年〜2年も仕事を休んで、まともに働けるかしら??」と不安に思っている方は多いと思います。

そこで今回はママ薬剤師のナナが、産休育休中にしておいた方がよいこと、さらに仕事復帰前に準備しておいた方がよいことをお伝えしていきます。

産休育休中にしておいた方がよいこと

① 日経DIなどの薬剤師向け雑誌の定期購読をしておく
薬剤師向け雑誌は新薬情報や業界の動向に関する情報が多く書かれているので、読んでおくと産休育休中でも知識を更新していくことができます。
常勤で働いている間は読む時間がなかなか取れなかった方も、産休育休中の時間があるときに本誌を購読して知識を深めておきましょう。

② 子供の薬を自己監査する
産休育休中にお子様のお薬をもらいに行く機会があると思います。その際に小児薬用量を自己監査してみましょう。小児薬用量は覚えづらい項目の一つですが、自分の子供の処方で勉強しておくと印象に残りやすいでしょう。

復帰直前!慣らし保育中に準備しておいた方がよいこと

① 頻出の薬の基本事項を確認しておく
産休前の職場と同じ職場に復帰する場合は、復帰前の職場で頻出していた薬の基本事項を確認しておきましょう。
産休前の職場と別の職場で復帰する場合は、処方を受ける診療科の薬の基本事項を確認しておきましょう。

② 調剤報酬改定の内容を確認しておく
調剤報酬は2年に1度改定されます。新しい加算ができていたりすることがあるので、事前に確認しておかないと復帰したときに手間取ってしまう場合があります。

現在お休み中のママ薬剤師が知っておくべき2つのポイント

ここからは現在お休み中のママ薬剤師向けに、昨年発売の新薬と2018年度の調剤報酬改定の主な変更点についてご紹介していきます。

【新薬情報】

2018年度もたくさんの新薬が発売されましたが、今回はその中でもおそらくどこの薬局でも取り扱うインフルエンザ治療薬の新薬「ゾフルーザ」についてご紹介します。

ゾフルーザとは、これまでの抗インフルエンザウイルス薬とは異なる作用機序の新薬です。インフルエンザウイルス特有の酵素であるキャップ依存性エンドヌクレアーゼ活性を選択的に阻害し、ウイルスのmRNA合成を阻害することにより、インフルエンザウイルスの増殖を抑制します。

1回の経口投与で服薬が終わるため、患者さんの負担が軽いところに大きなメリットがありますが、耐性ウイルスが出現しやすいとの報告があり、慎重な使用を求める声が広がってきています。

塩野義製薬による発売前の臨床試験では、12歳から64歳の370人中9.7%/36人から耐性ウイルスが検出されたと報告されています。また、2019年3月には、ゾフルーザ未投与例からも耐性菌が検出されたと報道がありました。

【2018年度調剤報酬改定のポイント】

① かかりつけ薬剤師の要件の変更

かかりつけ薬剤師の要件のうち、2018年の調剤報酬改定で変更されたポイントは以下の2点です。

・薬局の在籍期間が「6カ月以上」から「1年以上」に延長

・育児休暇や介護休暇で時短勤務をしている場合、週24時間以上かつ週4日以上勤務の勤務でも可(ほかに週32時間以上勤務の薬剤師がいる場合)
※通常は週32時間以上が算定要件

この改定により、働く時間の短い”時短薬剤師”や”パート薬剤師”もかかりつけ薬剤師の加算をとれるようになりました。

② 地域支援体制加算の新設

基準調剤加算が廃止され、新たに地域支援体制加算(35点)が新設されました。地域支援体制加算を算定するための具体的な要件には、在宅に係る体制の情報提供や医療安全に対する取組実績の報告、十分な数の医薬品の備蓄、一定時間以上の開局などが定められています。
その他の算定要件については、調剤基本料1を算定している薬局とそれ以外の薬局とで異なっており、調剤基本料1を算定していない薬局ではより厳しい要件が設けられています。

③ 服用薬剤調整支援料の新設

高齢者の多剤投薬が問題となっている背景から、薬剤師の減薬提案を評価する加算が新設されました。6種類以上の内服薬が処方されていたときに、保険薬剤師が文書を用いて処方医に提案し、調剤する内服薬が2種類以上減った場合に、月1回に限り125点算定できます。

④ 重複投与・相互作用等防止加算の変更

薬剤服用歴に基づき、重複投薬、相互作用の防止等の目的で、処方医に対して照会を行い、処方に変更が行われた場合に算定できます。今回の改定で残薬調整とそれ以外に区分され、残薬調整は30点、それ以外のものは40点と点数がアップしました。

出典:
「平成30年度診療報酬改定の概要 調剤/厚生労働省」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000197985.pdf

「平成30年度診療報酬改定の概要-調剤Ⅰ、Ⅱ/厚生労働省」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000197987.pdf

 

以上、主だった変更内容をご紹介しましたが、この他にもご紹介しきれていない変更点が多々あります。仕事に復帰する前にご自身で確認しておきましょう。

さて今回のコラムでは、復帰前に準備しておいた方がよいことをまとめてみました。復帰前の準備の段取りは立てられたでしょうか?
スムーズに復帰できるようにしっかりと事前準備をしておきましょう。
仕事と家庭の両立は慣れるまでが大変です。時には周りの助けも借りながら、肩の力を入れすぎに上手くバランスを取りながら生活ができると良いですね。